薬剤師による在宅医療の取り組み(情報)
●今、地域では認知症や精神疾患の方の服薬支援の課題が大きくなっています。もちろん比較的自立度の高い方でも、自己判断での中止などで残薬が山積みであったりと、気になっている支援者の方も多いのではないでしょうか?
●居宅療養管理指導(医師の指示必要)で薬剤師の訪問支援が可能です。この度、山形市薬剤師会会員の方から資料をいただきましたので、ご参照ください。
●市薬剤師会では相談窓口等のシステムを構築中とのこと。今年度中にお知らせ予定と山形市薬剤師会 岡崎会長のコメントをいただきました。
在宅医療・介護連携室 ポピーの研修案内
11月11日ミニ講座「退院支援::地域の新しいサービスとの連携」
11月16日ミニ講座「医療依存度の高い方の施設サービス利用」
案内:かんごねっとH27年4回学習会 キャンパスマップ2015年 (かんごねっととポピーの共催です)
●地域包括ケアの推進と現場の皆さまの後方支援の一環として企画しておりますポピー研修を、どうぞご活用ください。
●なお、11月14日(土)には「認知症の実践医療と多職種連携ー穏やかな在宅生活を支えるー」:講師 群馬大学教授 山口医師(在宅ケア研究会と共催)も予定されており、近日中に在宅ケア研究会ホームページ(リンクあり)より広報があります。こちらも、是非ご参加を。
●まだチラシの方には載っておりませんが、12月3日ミニ講座「今だから知っておきたい!歯科介入による介護予防、健康長寿への効果」講師:大沼歯科医師(山形市歯科医師会 地域保健担当理事)も準備中です。
在宅医療重度者の終末期対応 情報共有会
10月9日(難病やがん末期の方の在宅診療に多く携わる)前田医師のクリニックに、標記の会が難病支援センターと当連携室ポピーの企画にて行われました。集まったのは実際に現在難病(ALS)の方のケアプランに係るケアマネジャー、保健所保健師、山形市障害福祉課、レスパイト機能を持つ病院SWなどの方々。実際のケアプランで利用されているサービス種類や量を情報共有しながら、介護保険でまかないきれない分は障害プランで補充など具体的な情報から、障害プランは要介護5以上でないと使えないなど現状の厳しさまで、さまざまなやり取りがなされました。そして、QOLを確保するために吸引ヘルパーを勘案したくても、事業所が増えないなどの課題、自己負担で研修を受けざるを得ないヘルパーさんの現状。それでは、研修への公的補助も検討されて良いのではとの意見も。
結論として ①障害プランの積極的活用
②痰吸引ヘルパー拡大のための研修費補助への期待
③介護事業所の充実
などが進行役の小笠原SWによりまとめられました。
ポピー ミニ講座 開始
9月9日、意見交換も入れた ミニ講座「退院支援:連携の鍵」(講師:山形大学医学部看護学科 大竹まり子准教授)を開催いたしました。講演後の意見交換では「本人は退院したい、家族は転院希望,どう支援したらよいか」との病院Nsの問いに「家族は退院後のイメージが付かない、ケアマネジャーや訪問看護に早期につないで具体的な退院後の生活のイメージ、支援体制を知ってもらうことで退院への動機付け、家族の安心につながる」などの地域からの提案がありました。今後も医療機関、地域関係職種が連携しながら「退院支援」について検討していける!と手ごたえのあった研修会となりました。次回は10月14日「退院支援:訪問看護との連携」(大竹准教授の講演+訪問看護ステーションやまがた 山川所長からの話題提供)です。こちらも是非ご参加を。