南西ブロックの支援者の皆様に一般住民への人生会議普及啓発活動についてご報告させていただきました
7月5日(水)、山形市役所11階大会議室を会場に、「南西ブロック居宅介護支援事業所・地域包括支援センター合同研修会」あらためて人生会議を考える~いっぷぐかーどの体験を通して~と題し、人生会議普及啓発の実際についてポピーと山形西部地域包括から支援者の皆様にご報告する機会をいただきました。「 いっぷぐかーど」とは人生会議の普及啓発に活用できるツールとして山形西部包括支援センターとポピーが一緒に作成したカードゲームです。
ケアマネジャーや医療、福祉関係者約70名の方が参加されました。人生会議普及啓発の実際について報告した後、支援者の皆様にいっぷぐカードを体験していただきました。
参加された方々からは、「楽しみながらその人の気持ちを知ることが出来た」「カードを使用し話す事や他者の経験を聞くことを通して人生について改めて振り返り、未来を考えるきっかけができると思った」「何気ない会話の中の一つ一つをパズルにはめ込んでいくと、その人の物語が完成していくというお話が心に残った」等の声が寄せられました。
厚生労働省の調査では、将来受ける医療や介護についての話し合いが必要だとわかっていても話せないことの理由の一つに およそ半数以上の方が「話すきっかけがない」と回答しています。この「話すきっかけがない」ことにアプローチする「いっぷぐカード」というツールを多くの支援の現場で皆様に活用していけるよう、少しづつ準備していきたいと思います。
医療と介護の連携推進のための交流会を開催いたしました
8月31日(木)19時~山形国際ホテルで4年ぶり6回目となる【医療と介護の連携推進のための交流会】を開催し、89名の方々にご参加いただきました。
今回の交流会ではこの会の開催をいつも心待ちにしていた前田龍明医師を偲ぶ会も行うことができました。交流会にご参加いただきました皆様に感謝申し上げます。
高齢者の支援に関わる方々が多く参加されていたので今回の会では感染対策にも配慮し、参加された皆様にはマスクをデコレーションしてご参加いただきました。個性豊かなオリジナルマスクコンペも行い楽しい会となりました。
コロナの期間、多職種が顔を合わせる機会がなかったので、今回の開催は多くの皆様とお会いすることができて嬉しく思うのと同時に、開催することの意義を実感できた会となりました。
医療と介護の連携推進のための交流会は医療と介護に関わる支援者はどなたでもご参加いただける会です。来年度ぜひご参加お待ちしております。
「介護予防と人生会議(ACP)」
令和5年8月22日(火)霞城西部地域包括支援センターの介護予防講座で ポピーから地域の方々へ「介護予防と人生会議(ACP)」と題し、介護予防からつながる人生会議についてお話をさせていただきました。
講話の途中では人生会議がどのようなものなのかを知るためのツール「いっぷぐカード」も体験していただきました。
参加された方々からは、「初めて人生会議を知った。家族と深く話す機会をもってみたい」「もっと前にこのような話し合いがあればよかった」 「親に退職後も社会と関わってもらいたいと思った。親の人生計画を聞いておこうと思った」 等のご意見が寄せられました。
またいっぷぐかーどでは「楽しかった」「サロンでも活用したい」などの声もいただきました。
認知症患者の食問題への支援と人工栄養経路の意思決定支援に関するワークショップ
4月14日(金)標記ワークショップを医師会2階201研修室で行いました。
今回のワークショップは山形大学医学部附属病院 精神専門看護師 齋藤朝子氏より話題提供があり、地域での現状の実際のところについて地域の方からのご意見を聞きたいと開催につながったものです。斎藤氏には今回のワークショップでもコーディネーターをしていただきました。
今回は訪問看護師とケアマネジャーの意見交換で、現場での課題、エピソード、ジレンマなどの実際の状況の他、様々な提案も出るなど、自由に意見交換を行うことができました。
・早いうちからどのような経過をたどるか説明して、前もって本人の意向を聞いておくことが大切
・何もしない選択は一番望む希望だけれども、家族にとっては一番勇気のいる選択
・認知症の方の気持ちの変化についても記していけるものがあるとよい
等、様々な意見が出ました。
今回の意見交換の結果については皆さんにもお示しできる予定でおります。
また、ポピーでは意思決定支援に関する研修会を重ねてまいりました。今後は今回のようにテーマを設定してその分野の課題について、意思決定を踏まえた意見交換を行っていきたいと考えております。