出張勉強会始まる。まずは「フットケア」から
●7月21日出張勉強会「フットケア」に希望のあった訪問看護ステーションやまがたにて、今年度初の出張勉強会が開催できました。
●講師は大場マッキー広美氏(介護福祉士、日本トータルフットマネジメント協会理事、マザーライクフットケアセンター山形センター長)
●足指のトラブル改善から歩行改善に至り、引きこもりだった方が積極的に社会参加できた例(写真は白癬を皮膚科につなぎ、+フットケアで歩行改善まで至る)など、実際の改善経過を写真で紹介しながらわかりやすくお話いただき、大変好評でした。(アンケート:大変満足8割)
●大場氏のお話~「皆さん、リハビリの前に靴下を脱いでいただき、足の状態を看ていますか?」「その足の状態で歩行訓練ができるか確認していますか?」・・・ここがポイントですよね!
見逃されがちな足の状態に気づき、適切なケアをすることで、その方のQOL,ADLが大きく改善することを教えていただいた勉強会でした。
●介護福祉士である大場氏は、医師、看護師と連携し、確認を得ながら、ケアにあたっています。
※出張勉強会(認知症、フットケア、口腔ケア)が、大変好評でお申し込みが続き、ほぼ〆切となってしまいましたが、年度後半で又検討できるかもしれません。口腔ケアはまだ一枠あいております。
ポピー研修「地域医療構想と病院機能分化の実際」
●地域包括ケアシステムも、地域医療構想とのつながりの中で理解しようとの主旨で、7月13日研修を開催。
●地域医療構想については村山保健所の有海主査に、特定機能病については山大病院連携室の後藤SWに、包括ケア病棟については東北中央病院入退院支援室の石山SWに語っていただきました。
●演者の皆さまのお話に共通だった「退院後の生活に視点をおいて」との言葉が印象的でした。医療機関も、地域も「生活」が共通言語になってきているとうれしい実感でした。
「住民活動を含むインフォーマルな資源を知る」動画でリアルに地域の声
●6月28日「住民活動を含むインフォーマルな資源を知る」をテーマに研修会を開催。(講師:山形市基幹型地域包括支援センター 社会福祉士 山蔭 瞬氏)
●参加者アンケートより
・とても、関心の持てる内容でした。職場での役割の他、自身の地域の情報について、もっと関心を持つことも必要だと思った。大きいことはできませんが、少し地域で何かお役に立てるものがないかなって思ういい機会になりました。
・包括や基幹型包括が地域に向けて行っている活動を知ることで、ケアマネとしてできることをもう一度考えるきっかけにもなった。介護保険ではどうにもならないもどかしさを、私達も常に抱えているので、困ったら相談に伺います。
●住民活動を動画で紹介(山蔭氏他作成)
・地域のサロンを起動に載せた住民の方々がいきいきと語ってくれます。又、サロンの場所提供を通して、地域の施設と住民がつながっていく様子がリアルに映し出され、動画を通して地域を知ってもらう新しい試みにワクワクしました。
・このサロンも、住民自ら活動していけるよう、さりげなく、でも実はしっかりと包括支援センターが仕掛けを作っているとのこと。
●予防レベルの地域活動があってこそ、介護度が上がっても助け合っていける地域になっていくのだろうと感じさせられる研修でした。人生の各ステージの支援者達もつながっていくことが望まれます。
「認知症サポーター養成講座」(かんごねっと共催)盛況に開催
●6月7日18時30分~標記研修会をポピーミニ講座(かんごねっと共催)にて開催いたしました。看護職、看護学生、介護職、薬剤師、ケアマネジャーなど多様な参加者(85名)を向かえ、中舘のり子氏(保健師)の軽快な講義に満足度の高い研修となりました。(大変満足、満足併せて85.4%)
●アンケートより
・認知症サポーターについて理解すると共に、認知症の方が安心、安全に過ごせる町づくりは、高齢化社会において重要であると再確認できました。
・認知症の方への接し方、具体的なことを知ることができました。その人の自尊心を傷つけないこと、これが一番大切なことだと感じました。
・認知症の方と多く関わる職種なので、おおよそのことは知っているつもりでしたが、受講して、知らないことが思った以上にたくさんあって驚きました。大変勉強になりました。
●明日からの仕事に行かせる、家族にも優しくしようと思ったなどの感想が多く寄せられました。ポピーの研修が、認知症の方にも優しい町づくりの一助になれば幸いです。