H29年度「医療と介護の連携交流会」(山形市医師会主催)
(写真上から・・・Pヒューマン:チームTAKANASIバージョン、楽聖会ロックンロール、参加者皆で集合写真、47年会の〇×ゲーム、医師会幹部の神輿担ぎなどなど)
8月4日山形市医師会主催にて「医療と介護の連携交流会」が開かれ、医療・介護・看護・福祉・行政・企業等多分野の皆さま118名が集いました。(国際ホテル)
3年目の今年は、地域有志や医師会幹部等のアトラクションで大盛り上がりの2時間でした。今回はグループ毎の乾杯から始まり、「今まで話したことのない方とも話せた」など好評をいただいております。「この方と話してみたい」と名簿から探されている方もいらっしゃいました。日頃距離を感じる他職種間の会話、何故かすーっと自然にできるのが不思議です。集合写真の皆さまの笑顔がはじけていますね!
1年に一度のお祭りになるべく、来年もご参加よろしくお願いいたします。アトラクション、パーフォーマンス、一発芸(?)何でも大歓迎です!
ヒアリング報告「篠田総合病院リハビリセンター及び回復期病棟」
篠田総合病院「医療福祉連携室」篠原副室長より「退院、転院時のリハビリサマリーに「リハビリテーション連携手帳(作成:リハビリテーション専門職三団体)」を活用できないか相談したいとの連絡があり、基幹型包括の阿部作業療法士と共に8月1日に篠田総合病院「リハビリセンター」におじゃましてきました。初めて拝見する「リハビリセンター」では、広々したスペースにまず驚ろき、心臓リハビリの特設や、運転のシュミレーターや在宅復帰を目指しての模擬家屋(たたみ部屋やキッチン)の常設に目を見張りました。
さて、リハビリテーション連携手帳の活用ですが、篠田病院リハセンターでは、ケアマネジャーや転院先など次への引継ぎにこの手帳を活用しているそうです(リハセンター佐藤科長)。しかし、それぞれの医療機関のリハ部門で独自のリハサマリー様式が採用されていることや電子カルテの関係もあり、医療機関ごとに様式はさまざまなようです(基幹型阿部OT)。広域的な統一はすぐには難しいと思われますが、手帳は本人が所有することから、ご本人のリハビリへの意識の向上が望めること、リハビリ履歴が積み重ねられ、多機関で共有可能なことなどの利点があり、貴重な提案と受止めました。そこで、今山形市を中心に検討している「退院支援地域版フロー図の使い方テキスト」の方へ参考例として載せることは可能と考えます(退院支援ワーキングチーム合意)。今後引き続き、リハビリの継続性,連携方法につき、各分野からのご意見いただければ、つないでいきたいと考えております。
(左から ●リハビリテーション連携手帳と山形市退院支援フロー ●リハセンター佐藤科長:後ろは数十人のPT・OT・STさんリスト ●回復期病棟のスペース充分な廊下:日常的にリハ的介入が為されている ●室内にはその方の現在のADLボード:その方の今の状況が一目でわかり統一した援助が可能になっている)
最後に医療福祉連携室:篠原副室長に、「回復期病棟にはなかなか入院できないでしょうね」とお聞きすると、「状況を検討の上、できる限り対応いたします」との心強いお返事をいただけました。 (K・T)
ポピーミニ講座 医療と介護の連携~山形市の強み弱みから考える~ を開催いたしました
6月13日(火)医療と介護の連携~山形市の強み弱みから考える~と題し,ミニ講座を開催いたしました。
今回のコーディネートは山形市長寿支援課でした。幅広く様々な職種の方々に関心を持っていただき、参加していただきました。ありがとうございました。
今回の研修会では山形市の地域包括ケアシステムのなかでも特に医療と介護の連携に焦点を絞りました。これを「医療と介護の連携の4つの局面」といった考え方から地域の課題を明らかにし、課題を解決するためのアイデアを具体的にしていきたいというねらいがあります。まずは阿部係長より『山形市の地域包括ケアシステム』、ポピー徳田より『医療と介護の連携4つの局面』の説明がありました。
次にワークショップ。皆さんが日頃の業務の中で強みと感じる部分・弱みと感じる部分を自機関と山形市全体と分けて書き出し、グループ内で『医療と介護の4つの局面』に分けて分類。課題を抽出していきます。そして、抽出した課題に対し、個人ワークで書き出した自機関や山形市の強みを使って解決のアイデアを考えます。皆様とても活発に意見を出し合っていました。
4つの局面のうち、①の入退院支援についてはワーキンググループが現在検討中という事もあり、入退院支援以外の局面について討議していただきました。
各グループで検討されたことを以下にまとめました。皆様ご覧下さい。
①山形市の強み弱み整理(医療と介護の連携4つの局面にわけて整理)
②課題の抽出と解決のアイデア
強みと弱みでは自機関だけでなくグループメンバーの立場からも役割や課題・悩みについて知ることが出来ました。解決のアイデアでは自分達で取り組めるものからシステム的な提案まで各グループから幅広い提案がありました。ここで出た意見はポピーも次につなげていきたいと考えています。
患者のため、利用者のため、山形市民のため、この街をどうしていきたいか、熱く意見交換をする多職種の皆さんの姿には頼もしさを感じました。こういった多職種の皆様が山形市の医療と介護を支えていることが、何よりも山形市の強みではないでしょうか。(K.U)
ポピー トピックス /退院支援/他機関紹介:かんごねっと/ミニ講座:認知症ケアなど)
●4月28日(医師会館にて):村山管内医療機関支援部署連携会および山形市退院支援ルール検討チーム情報交換会
双方から23名参加。医療機関と地域とで、双方の退院支援プロセスフロー図を元に初の情報交換会開催。熱く盛り上がり、次の実践へつながる予感です。(つなげます)
●地域のネットワーク紹介:5月12日 やまがた在宅ケアかんごねっとの総会開催(山形大学医学部看護学科棟にて)
病院から地域看護職まで現在会員数130名、看看連携の充実を目指し、幅広い情報交換と研修の場となっています。総会のこの日は、併せて、看護学科片岡教授より平成27年度より制度化されている特定行為研修についての講演がありました。
●5月16日ミニ講座「認知症ケアーその人の心を見つめるー」(講師:さくら町病院認知症看護認定看護師 吉澤理恵氏)
吉澤氏の講演で印象に残った「その人の心を見つめましょう」の言葉を副題にさせていただいてのミニ講座でした。講演後に「介護現場で認知症の方と接するのはストレスで大変だった。今ケアマネをしているが、その大変さがわかるので家族の思いをくみとることができる」「人権を守るということを大切にしたい」「精神科往診の必要」「認知症を医学的に理解することでの家族への対応」など、さまざまな意見交換がなされました。 (K・T)