「第5回やまがた精神医療に関わる支援者のための研修会」を開催しました。
ポピーでは今年度、「やまがた精神医療に関わる支援者のための研修会」を全5回シリーズで開催してきました。まとめとなる第5回研修会を2月28日(月)に開催しましたので、報告いたします。
今回は、病院からの話題提供ということで、地域の関心も高く51名の方に参加をいただきました。
研修テーマを「入院から地域への移行支援を通して病院と地域のチーム連携、課題の共有について考える」とし、精神専門看護師 斉藤朝子氏(山大附属病院)のコーディネートにより、二本松会山形さくら町病院 の精神保健福祉士 後藤和樹氏、精神科認定看護師 青山光氏から講演いただき「ご本人を中心として、入院中も継続して地域関係機関と、互いの役割や立場を理解して連携体制を構築していくこと」「病院相談室PSWも活用してもらっていいこと」などのポイントが伝えられました。
情報提供として
①4月からの中核市移行に伴い、山形市保健所準備室より、委譲される業務の説明
②村山保健所より精神保健福祉法に基く入院についての説明
をいただき、最後に山形市長寿支援課より、5回シリーズのまとめと今後も課題解決に向け継続活動していくことが示されました。
5回シリーズを通して、多数の関係機関の方々にご協力いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
<参考資料>
・他に参考資料として配布された「精神疾患リソースインデックス」(在宅医学会 在宅医療インテグレーター養成講座配布資料)希望の方はポピーまで、御問合せ下さい。
在宅ケア勉強会 医師実践事例から医療・介護連携を考える(講師:岡部健二先生)
1月17日山形市医師会在宅ケア研究会(会長:根本元当室室長、副会長:前田龍明医師)の勉強会にて、ポピーも協力させていただきました。
内容は医師の実践事例報告 ~ 一般の診療所で経験する在宅医療について ~おかべ クリニック院長 岡部健二 先生(市医師会副会長)の講演とグループワークによる意見交換です。
岡部先生ご自身による在宅医療のデータや、人柄が伝わるお話ぶりへ大変反響がありました。また、グループワーク(進行:在宅ケア研究会世話人佐藤千鶴氏)がとても盛況で、職種を超えての楽しく活発な意見交換になったと感じております。意見集約(下記)を是非ご覧下さい。
講師:岡部健二医師
在宅医療サービス情報を冊子化しました。
●当室の「在宅医療サービス検索システム」を「病院編」「診療所編」としてPDF化し、冊子としてもご利用いただけるようにいたしました。
このシステム及び、冊子により、「在宅緩和医療へ関わっている医療機関、訪問診療や往診が可能な医療機関、在宅療養支援診療所、医師と連絡をとりたいときの時間、手段」などをスピーディーに知ることができます。
業務の効率化にお役立て下さい。患者様、利用者様へ紹介する時にも便利です。
ポピーホームページ「医療・介護情報」メニュー内からもダウンロードできます。
在宅療養支援機関一覧(診療所編)山形市・上山市・天童市・山辺町・中山町
済生館地域医療連携室との合同研修開催
・10月26日済生館地域医療連携室とポピーとの合同研修会「退院後の生活の様子を地域と病院で共有し、連携力を高めよう」を開催しました。(会場:済生館3階大会議室、参加者97名:看護師及び地域多職種)
・困難な事情がありながら、病院と地域の連携で退院できた方の、退院までと退院後の生活の様子を、それぞれ病院看護師とケアマネジャーから双方向で3事例報告し合いました。その後の情報交換(グループワーク)では「ケアマネジャーと大変楽しく話ができ、モチベーションが上がった。フリートークで1時間でも話したかった。」と病院看護師。「看護師の丁寧なアセスメントを知った」とケアマネジャー。双方に大好評で、アンケートでは「その後の業務に活用できる」74%、「大体活用できる」23%、合計97%の高い満足度を得ることができました。
・ポピーでは、単なる知識の提供ではない研修、多職種が互いを理解し、次なる連携につながる研修を意図して、企画しております。この度は、市立病院済生館地域医療連携室のご提案、ご協力大変ありがとうございました。