Sep 22, 2022

山形ビエンナーレ2022の企画「おくすりてちょう」をつくるワークショップに行ってきました

9月17日(土)開催中の山形ビエンナーレの企画ワークショップ「おくすりてちょうをつくる」に行ってきました。 このワークショップの会場は旧第1小学校跡地にできた「Q1」の1階が会場となっております。

「おくすりてちょう」この小さな1冊、支援者の皆さんも患者様や利用者様に初めて関わるときには必ず確認しているのではないでしょうか。

患者さんを取り巻く医療介護関係者間を見えないところで行き来し、人を繋いでいる「おくすりてちょう」その表紙に絵の具をのせたスタンプで思うがまま表現をする。この企画が気になり行ってきました。

このワークショップは「人と人とをつなぐ」をテーマとし、作った表紙は会場に残し、1週間前に来場した方が作った表紙をおくすりてちょうにして持ち帰るとのこと。

会場は薄暗い照明で、中央には様々な形をしたスタンプとアクリル絵の具のチューブがあります。 様々な山のスタンプから形を選び、そこに自分の思う色をのせ、 部屋の隅に準備された作業台でおくすりてちょうの台紙に色を乗せていきます。

面白いことに、絵の具の量と紙の材質によって凸凹がスタンプの色を強調したり消したり波打ったりします。また色や形の組み合わせや押す場所の違いによっても表現されるものが違います。

ワークショップの会場では、この企画展のプロデューサーで山形ビエンナーレの美術監督で医師でもある稲葉俊郎さんにもお会いすることができました。

先生のお話によると、この「おくすりてちょうをつくるワークショップ」は、先生が勤務している軽井沢町の医療と福祉の地域連携の中で提案され、障がい者の福祉作業所の作業として作成し1冊200円で販売したことが始まりとのことでした。

医療と福祉とアートをつなぐ発想から生まれた「おくすりてちょう」のワークショップは9月24日(土)の12:00~16:00も開催しているとのことです。皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。(U.K)

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