2月ポピー研修報告「認知症の人の意思決定支援を考えよう」(講師:山川淳司氏/共催:山形市おれんじサポートチームえがお、こころ)
2月3日~14日の間、オンライン配信型で表記研修開催しました。167名の参加申し込みがあり関心の高さがうかがえ、アンケートでも「今後の業務に活用できる56.7%、大体活用できる43.3%」と併せて活用意向100%という結果でした。医療職から介護職まで様々な現場から参加いただき、ありがとうございました。コロナ禍以降、研修スタイルを模索してきましたが、オンライン型ならではの利点も感じたところです。
アンケート感想からご紹介
・本人も家族もその時、その時で気持ちに揺らぎがあり、一度の意思確認だけで理解したつもりになってはいけないと改めて感じた。自分の捉え方や思考の癖を知ることも必要に感じ、情報だけで「こうだろう」と決めつけず、実際に話し合いを重ね、チームで論議を深め理解する、そのプロセスを大切にしたいと思う。
・普段業務を行っていると患者さんの年齢や外見、話し方、処方されている薬などから判断をしてしまうことがあるため、改めて気をつけなけれないけないと感じた。不合理なことを選択したからと言って、その人に意思決定の能力がないと判断してはいけないということは、しっかり覚えておきたいと思った。今後も患者さんのその人らしさを大切にして、業務に当たれるように頑張りたいと思う。
・認知症のある方の意思決定支援は、権利擁護だということをしっかり踏まえたいと思う。
・ガイドラインや評価ツールなど、まさに根拠となる指標を提示いただいた。特に本人の意思の代理判断を行う場合は、根拠を残しておくことがケアマネジメントするうえで、重要と再認識した。
●他、感想がそのまま意思決定支援のテキストになるような、貴重なコメントをたくさんいただきました。ありがとうございます。
●事例をもっと知りたかったというご意見もありました。是非今後の参考にして、研修を組みたてていきたいと思います。