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Mar 20, 2018

ポピー活動トピックス(2月、3月)

●3月19日山形市内居宅介護支援事業所連絡会(世話人代表高梨友也氏)にて山形市長寿支援課とともに情報提供

退院支援フロー(地域版)のポイントを介護報酬改定とからめながら、長寿支援課より解説。ポピーからは30年度はフローの重要部分(意思決定支援など)を体系的に研修で学べるよう検討中の旨報告。グループワークでは、退院支援に向けての前向きな情報交換が多くなっていると感じました。


●3月15日、16日山形市住民説明会傍聴

15日(高瀬コミュニティセンター)、16日(大郷コミュニティセンター):住民の皆さまへ、介護保険課、長寿支援課からわかりやすく、地域包括ケアの必要となる社会構造と多様な施策を説明。住民の皆さまからは、介護保険料の動きなどへ質問が続きました。ポピーからは、在宅医療の窓口周知の為にパンフ配付させていただきました。


●3月9日かんごねっと学習会(看護サマリー病院版、訪問看護版についてグループワーク)

かんごねっとは、現在会員数100人以上で、地域看護職よりも病院看護師数の会員数が増えています。年5回の学習会を開催、毎回50人以上の参加者があり、今回も標記をテーマに熱い情報交換が交わされました。筆者のグループでは、特に「病院からの情報で、入院中の経過はどこまで必要か、病状説明や受止め方は必要かどうか」「ADL欄は病院、地域双方とも具体的な詳細が知りたい。そのためにはチェックボックスだけでなく、備考欄の活用が良い」など多様な視点でディスカッションが交わさ、盛り上がりました。意外な方と知り合えるのもこの会の良さです。


●3月8日地域包括ふれあいにて臨時勉強会(救急受診と救急医療についてポピーより情報提供、グループワーク)

救急受診しても、帰宅後重度化するケースがあって対応に苦慮しているとの包括からの相談を受け、一次、二次、三次救急医療の考え方や現状、日頃の予防的対応、地域課題としての捉え方、他地域でのオーバーナイトシステムなど情報提供。超高齢社会の中増えるであろう高齢者の救急受診とその後の対応については、今後も検討必要な課題です。


●3月5日包括山形西部主催の居宅連絡会「医療と介護の連携に関する研修会・情報交換会」でポピーより退院支援フローにつき講話

関心は、情報提供書の様式に集まり、従来のものの活用がやりやすいとの意見が多いようです。必要なものが網羅されていれば、様式は問わないという現時点での考え方です。また、グループワークでは、訪問看護を退院直後から特別指示書で訪問可能との事について質問が続き「知らなかった」「よく知りたい」とのことで、訪問看護については、最近関心が高まっている感触を受けています。


●2月27日ポピー研修(訪問看護を重度化予防に活用しよう)

2月27日前回のブログにて紹介


●2月22日村山保健所在宅医療専門部会出席

県の7次医療計画、中でも在宅医療充実へ向けての県計画が情報提供されました。ポピーからは、県と市医師会が行っている在宅医療提供体制強化モデル事業は、地域の関心事でもあり、進捗を周知していただきたい旨コメントさせていただきました。


●2月21日ポピーねっとやまがた(医療・介護専用SNS)出張勉強会:在宅リハビリ看護ステーションつばさにて

ポピーでは、活用に向けて検討したい事業所まで出向き、勉強会や設定支援まで行っています。じわじわと活用が広がっており、利用者家族の参画もはかれたグループもあります。


●2月16日置賜地域医療・介護合同会議傍聴

置賜保健所が運営する標記会議では、入退院支援ルールの中の情報提供サマリー用紙のバージョンアップまで進んでいます。ポピ-でも会議にオブザーバー参加させていただきながら、参考情報を集めています。

 


●2月15日地域包括かがやきネットワーク連絡会参加(グループワーク進行担当)

地域多職種と、町内会長等住民が共にグループワーク(KJ法)。「地域で作っていけそうな助け合い」について話し合いました。住民の方と一緒に、いろんなアイディアを出し合うという、こんなに楽しい経験は初めて。包括の方の工夫に感動しました。医療と介護の連携にも主役である住民目線が必要です。


●2月10日マギーズ東京見学

マギーズ東京ってどんなところ?(マギーズ東京ホームページより)

がんになった人とその家族や友人など、がんに影響を受けるすべての人が、とまどい孤独なとき、気軽に訪れて、安心して話したり、また自分の力をとりもどせるサポートもある。それがマギーズ東京です。
自然を感じられる小さな庭やキッチンがあり、病院でも自宅でもない、第二の我が家のような居場所。海風を感じながら、自由にお茶を飲み、ほっとくつろいでみませんか。
大勢の方のチャリティ(寄付や協力)で運営し、無料でご利用いただけます。

マギーズ東京は英国生まれのマギーズがんケアリングセンター(マギーズセンター)の初めての日本版として発足。プロフェッショナル仕事の流儀出演でもおなじみの、秋山正子氏が代表です。定期的に自由見学も設定されています。当日も大勢の見学者が訪れていました。2016年にオープンし、1年で6000人の方が訪れたとのこと。がん療養は意思決定の連続、その中で自分を取り戻す場所が必要との説明の方の言葉が印象に残りました。


 

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Mar 14, 2018

大阪でポピー活動報告

●3月12日(13時~17時)大阪府福祉部主催「在宅医療・介護連携推進事業研修会」にて「ポピーの取組み」を報告させていただきました。

平成30年までに各市町村へ在宅医療・介護連携拠点の設置義務が付されている中、連携業務の中でも「相談支援」に焦点をあてた研修会でした。当室のほかに西東京市在宅医療連携支援センターと浜松市在宅医療・介護連携センターからも発表がありました。大阪府の関係者約200人の参加があり、多くの質問からも関心の高さが伺えましたので、報告いたします。

●ポピーへの質問紹介

・勤務体制(兼任か専任か) ・事業費用  ・退院支援フローワーキングのメンバー構成  ・住民への周知方法 ・ポピーねっとやまがたに関することなど、ポピーの活動に高い関心を持っていただけた感触がありました。

●参加してみて

・他地域からも参考になる情報(協議体編成、医療との接点の研修企画など)があり、是非今後に活かしていければと感じています。同時に、ポピーと同じような職員数で複数事業を行っているところは少なく、当室の事業展開の規模は大きいと感じました。その内容を地元の皆さまにも知ってもらう努力が必要と感じています。下記PDFより、ポピーの活動状況のスライド(大阪版)を是非ご覧ください。

大阪府研修会次第

大阪3月12日 HP用

 

 

 

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Mar 5, 2018

「訪問看護を重度化予防に活用しよう」研修開催

●2月27日18時~標記ポピー研修開催しました。(参加者数66名)

・講師:済生会訪問看護ステーション岡田氏、訪問看護ステーション山川氏、訪問看護ステーションデューン山形竹田氏

●アンケートより

・訪問看護の役割について改めて確認できた。予防的に入れることは家族・本人の理解を得ることがなかなか難しいが、これからも意識していきたいと思います。

・精神科訪問看護について大変勉強になった。

・特指示のこと、精神科分野の制度etc新たな知識を学ぶことができ、本当に良かったです。

・情報交換良かったです

・訪問看護を通じてチーム医療、地域支援を考えることができ、良かったです

●グループワークより

・退院前カンファレンスは必須である。家族の精神的ケアが図られる

・予防的に活用していくことの理解を広めるために伝えていく必要性

・医療処置がなくとも、入退院を繰り返す方へ予防的に介入することで効果がある

・情報を病院側と訪問看護側で共有していくことで再入院を防げる

・特別指示書を該当すべきだったと振り返るケースがある

 

★訪問看護にどんどん相談してください(講師3人の方々より)

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Feb 14, 2018

寝返り支援ベッドを体験してきました

昨年末、おれんじサポートチームこころの情報交換会にて、悠愛会、大島扶美理事長から「自動で体位交換をしてくれる介護ベッドを開発いたしました」とのお話を伺いました。

ポピーではこの新型寝返り支援ベッドを実際に見せていただきたいと思い、1月18日、実際に導入しているさくらパレスを見学訪問させて頂きました。

見学には2階課長の大泉武久さん(左)3階課長の渡辺剛一さん(右)が説明をしてくださいました。笑顔がとても温かいのが印象的でした。笑顔は伝染しますね(笑)

悠愛会では2003年、天童の老人保健施設と特別養護老人ホームを開設する際、フランスベッドホールディング(株)の自動寝返り支援ベッドを導入し、利用者の安眠や職員の精神的・身体的負担軽減等の効果をもたらしました。しかし、旧式は低床タイプではなく、価格も通常の3モーター式より2~3倍。更にその後生産は中止となり、モーターが壊れても修理できない状態になりました。大島理事長は同社に再製品化を要望し、その熱意から再製品化が決まったそうです。さらに旧式のものをより使いやすいものにするため悠愛会がモニターになり、2017年2月、新型の寝返りベッドを開発しました。(悠愛会ではこの新型ベッドを山形市のさくらパレスと山辺町の老人保健施設に200台を導入しています。)

新型寝返り支援ベッドの特徴は寝返り角度(手動時は左右25度、自動運転時は20度)、速度、時間などの設定を液晶コントローラーで簡単にできること。電動スイッチ操作により設定時間に体位変換でき、高さも最低320ミリの低床化を実現しています。また壊れやすいコードだけ交換できるなど格段に機能は向上しているそうです。

実際に操作や寝心地を体験させて頂きました。まず、マットレスも体圧分散マットレスで背中にほどよくフィットしとても心地よく、操作時のモーター音はとても静かで動きもゆっくり!!これなら寝返りの度に起きてしまうこともなく、ぐっすり眠れそうです。体位変換の角度は10度では寝ていても床の傾きは感じるか、感じないか、といったところ。20度でようやく傾いてることがわかります。(さくらパレスではほとんどが10度で使うことが多く、15度や20度で使う方は少数のようでした。)液晶モニターでそれぞれの患者様の特徴に合わせて、左、右、正面と角度、時間の組み合わせを細かく設定することができます。設定のしかたは「項目ごとに順番にセットしていくので単純。覚えてしまうと簡単にできます」とのこと。また、導入してからの変化について伺うと「体位変換の必要がなくなって時間を他のことに使えるようになりました。身体もかなり楽です。褥創は持ちこみはありますが発生はありません。利用者様も夜はぐっすり休んでいらっしゃいます。」とのことでした。

更に、このベッドは寝返りだけではなく、ベッドが傾くことを利用して車椅子への移乗も楽に行えるそうです。

悠愛会全体の介護離職率は10%前後と低く、この新型ベッドを導入したことで更に数字の低下も見込まれるとのこと。大島理事長は「今後、施設の利用者が重症化してくるのは確実。先を読んでいかなければ」と話しておりました。

この新型寝返り支援ベッド、福祉用具のレンタルは未だないようですが、今後広く普及することで在宅でも活用されるようになるといいですね。(U.K)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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