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Apr 15, 2020

マスクの適切な使い方

 マスクそのものの効果や、つける意味、布マスクは効果があるの?など、さまざまな疑問が出てきておられると思います。中國新聞デジタルからの引用で、感染制御学の専門家 広島国際大の佐和章弘教授のお話「マスクは他者にうつさないためのもの」というお話を掲載いたします。

症状なくてもマスクを、「うつさない」ために 布マスクは1日1回洗おう

4/15(水) 9:11配信 中国新聞デジタル

 マスク装着前後の注意点  新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、広島国際大の佐和章弘 教授(感染制御学)は「マスクの使い方を変える時期が来た」と強調する。マスクはもともと「うつさない」ためのもので、これまでは主にせきやくしゃみの症状のある人が着けるよう促されてきた。しかし、感染期には誰もが感染しているという前提で、「症状がない人でも『うつさない』ために着用した方がいい」と促す。

 東京都や大阪府に緊急事態宣言が出され、中国地方でも感染者の増加スピードが速まっている。佐和教授は「誰から感染したかが分からない『市中感染』がほとんどになった。多くの人が感染しているかもしれないと思って行動する『感染期』の対策が必要になっている」と説明する。  新型コロナウイルスは、感染から発症までの期間が10日以上に及ぶこともある。症状がなくても人に感染させる恐れがあるのが、重症急性呼吸器症候群(SARS)とは違うやっかいな特徴だ。専門家は、無症状の人が気付かないうちに感染を広げ、あるとき爆発的に患者が急増する恐れがあると指摘する。  そんな中で考えられる感染拡大を防ぐ行動の一つがマスクの着用だ。マスクはもともと「うつらない」ための効果は薄い。これまでは、くしゃみやせきのある人が、ほかの人にうつさないために着ける意味合いが強かった。今、佐和教授が勧めるのは、症状がなくてもウイルスを持っているかもしれないと思って着ける「思いやり」のマスクだ。口から出るしぶきが飛ぶのを防ぎ、人にうつす確率を下げる効果がある。  しぶきが飛ぶ範囲は「会話」が1メートル、複数の人に向けて話す「発声」で2メートル、せき3メートル、くしゃみ5メートルが目安とされる。佐和教授は「特におしゃべりをする場所はリスクが高いと思ってほしい」。マスクを必ず取る食事中は向かい合って座らず、会話を控えるのが理想的という。  マスクは一般の不織布より目の粗い布製でも効果はあるのか。ウイルス自体はごく小さくてマスクの穴を通過できるが、ウイルスが含まれるしぶきの飛び散りは一定程度抑えられる。厚生労働省は、国内の全世帯に2枚ずつ布マスクを配るに当たり「手で口や鼻に触れるのを防げる」「喉や鼻の乾燥を防ぎ風邪にかかりにくくなる」という効果も紹介する。  医療や介護の関係者のマスク不足も深刻になる中、布製は洗って繰り返し使えるのは利点だ。ただ過信は禁物。外からのウイルスの侵入を防ぐ効果は薄いことは理解した上で使おう。目の下から顎までを覆うことができるサイズで、顔にフィットするものを選びたい。  自らの健康を守るためには、マスクを取った後、せっけんと流水で手を洗うことが何より大切だ。アルコール消毒液を使ってもいい。手がきれいになるまでは、顔を触らないことを強く意識したい。  佐和教授は「感染症への無関心が最大の敵。自分が感染源にならないためのマスク着用を心掛けてほしい」と話す。一方で「人との距離を保っていれば感染を防げるので、ほかの人がマスクをしていないからといって問題視するのは避けてほしい」と呼び掛けている。

(引用:中國新聞 デジタル)

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Apr 15, 2020

正しい情報を!新型コロナウイルス関連リンク

感染が疑われる場合の(山形県)新型コロナ受診相談センター:0120-88-0006

不安に思う場合の(山形市)新型コロナ相談窓口:023-616-7274(山形市保健所)

下記より山形県ホームページの新型コロナ関連サイトにリンクできます。県HPには厚労省専用サイトへもリンクが貼られています。

https://www.pref.yamagata.jp/ou/kenkofukushi/090001/20130425/shingata_corona.html
https://www.pref.yamagata.jp/ou/bosai/020072/kochibou/coronavirus/coronavirus.html
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Mar 5, 2020

2月20日(木)研修「医療と介護の連携を考える」を開催しました。(山形市医師会・介護保険研修会にて)

主催:山形市医師会  企画主担当:在宅医療・介護連携室ポピー

令和2年2月20日(木)山形市医師会館4階大ホールで介護保険研修会を行いました。当日は新型コロナウイルス対策の注意喚起を行ったうえで191名の参加者にお集まりいただきました。
 『医療と介護の連携を考える』をテーマに、パネリストの皆様から連携についてご講演いただきました。5人の演者皆様に共通していた「連繫のキーワード」は「本人!自己決定!」
 本人の意向を尊重し、自己決定を支援する、その価値観を医療も介護も共有することが、連携の大前提とポピーも考えています。医療と介護の共通目標は「市民本人が望む生活を支えていくこと」と言い換えることもできるかと考えます。
 
~会場の皆様からはこんな声が(アンケートより)~
・久々にスイッチが入った。
・非常に多くの示唆をもらえた。今後の課題も大きいと思うが、相談する人も見つけることができた。
・主語は誰なのかを常に忘れず連携していくことを再確認できた。
・マネジメントしていると、本人を置き去りにしていることがある。本人がハッピーになれるよう、職種間で連携していきたい。
・方向性を一つにすることで、自然と連携できていくのだと知った。
・「ちょっと他人の仕事を手伝う、他の職種の仕事を少ししてみる、」大事だと思った。
・自己決定、ACPについてディスカッションすることは大事だと思った。
  他合計80件の前向きで熱意ある感想をいただきました。
パネリストの方々と、研修会参加者有志
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Feb 3, 2020

第70回在宅ケア勉強会及び 在宅医療介護連携室ポピー 合同研修会が開催されました

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1月16日(木)19:00~20:45 山形市医師会館4階にて上記研修会が開催されました。
今回のテーマは「医師の実践事例をもとに、医療介護連携を考えよう!part4」
あきらクリニック院長 渡辺章先生による実践事例報告と、グループワークによる情報交換が行なわれました。(あきらクリニックは在宅療養支援診療所を標榜されています)

「医師の実践事例をもとに、医療介護連携を考えよう!」は、先生の実践の様子や忌憚のない意見をお聴きする貴重な場になっています。今回渡辺先生は、他職種や他機関との思いや意見の行き違いなどを事例をもとにお話しくださいました。先生方の考えや方針を共有することで、行き違いやズレの解消にもつながり、連携が推進されると考えます。渡辺先生がバトンを渡してくれる次回の先生は誰でしょうか。楽しみですね。

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